ファクタリングは、会社が事業として行っています。
その際に、特別なライセンスは必要ありません。
なぜライセンスがいらないのでしょうか。
ライセンス不要がファクタリングに与えている影響と一緒に解説します。
貸金業ではないからライセンスが不要
ファクタリングは、売掛債権をファクタリング会社に渡して、その代わりに資金を得ます。
そして後で返済をします。
その構図だけを見ると、売掛債権を担保にしてお金を借りているように見えるかも知れません。
貸金業のライセンスが必要なのではないか、と思う人もいるでしょう。
けれど実際は、売掛債権を売却して資金を得ているとみなされます。
なので貸金業のライセンスは必要ありません。
自治体に届け出てライセンスを得なくても、ファクタリング事業は行なえます。
手数料をファクタリング会社が自由に決められる
貸金業では、利息は20%までと法律で決められています。
けれどライセンスが必要ないファクタリングには、手数料の上限がありません。
なのでファクタリング会社が、自由に決められます。
たとえ売掛債権の半分くらいを手数料にしても、違法ではありません。
ファクタリング会社で手数料が大きく違うので、利用者は考えて会社を選ぶ事が必要です。
自由に手数料を決められるという事で、安めに設定している会社もあるので、根気よく探すと良いでしょう。
悪質な会社でもファクタリング事業を行えるので要注意
ライセンスを取得しなくてもファクタリングができてしまう事は、悪質な会社の参入に繋がりやすいです。
利用者を言いくるめて、不利な条件で契約を結ぼうとしたり、利益を得るために後で手数料を追加する会社です。
中には隠れて貸金業をする会社もあります。
本来はライセンスが必要ですが、見つかりにくいのが現状です。
なので利用する人は、そんな悪質な会社を避けるための自己防衛をしなければいけません。
まとめ:ライセンスがないから自分で契約先を選ぶ事が大事
ファクタリングのライセンスが必要ないという事は、言ってしまえば誰でもファクタリング事業が行えるという事です。
なので優良なファクタリング会社を、自分で選ぶ事が大事です。
どのファクタリング会社と契約を結ぶのかは、自分で決められます。
契約書の内容や対応の質などから、契約を考えている会社が本当に優良かどうかを見極めましょう。